2014/09/15

[登山]南アルプス南部(三伏~荒川~赤石~聖~椹島)の登山記(3~4日め)

,
 南アルプスの登山記、3日め~4日めです。

大まかな行程や、2日めまでの詳細は、前の記事をご覧ください。それでは、3日めについて書いていこうと思います。

3日め

3日めは、高山裏避難小屋を発って、荒川岳に向かいました。あまりの寒さに悪沢岳は諦めましたが、余力があったので赤石岳避難小屋までの行程となりました。

高山裏避難小屋(06:50)→水場(07:20?)→カール底(森林限界)(08:55)→荒川前岳(10:10)→荒川中岳(10:22)→中岳避難小屋(10:25~11:05)→荒川小屋(12:15~12:36)→大聖寺平(13:24)→小赤石岳の肩(14:42)→小赤石岳(15:04)→椹島への分岐(15:25)→赤石岳(15:42)→赤石避難小屋(15:44)

高山裏避難小屋~中岳避難小屋

この日の当初の行程は、高山裏避難小屋→荒川前岳→悪沢岳→荒川前岳→荒川小屋でした。なので、午後天気が崩れそうなことを考えて、朝5時頃には出発するつもりでいました。しかし、朝起きてみると雨が降っていたので、止むまでテントの中で停滞。結局、7時頃に伸びました。

 高山裏避難小屋を出ると、一旦シダと苔の生い茂る沢の源頭まで降ります(20mくらい)。そこから少し登ると、カールまではトラバース道が続きます。途中、小屋から30分程度進んだところに水場がありました。一箇所鎖場がありますが、特に難しいものではなかったです。この辺りから、行く手に荒川岳から伸びる広大な(高低差600m以上の)カールが見えはじめ…るはずでした。が、上の頂上の方はガスに隠れてしまっていて、終わりのない登りにしか見えなかったです…。

 ヤマケイの地図で「小広場」とされる所に着くと、見計らったかのように雨が降ってきてしまいました。ですので、休憩なしにカールを登り始めました。この付近はダケカンバのような灌木が生えていましたが、全く展望が無いというわけではなく、時々後ろ側に歩いてきた山々が見えたので、そこまで苦ではなかったです。(寧ろ、1日めからこの日までで、一番展望があった)。

 少広場から1時間程度で、道標のあるカールの底に着きました。ここは森林限界のちょうど境目にあり、荒川岳までのガレ場がよく見渡せました。ですが、周りを覆っていた木々が無くなったので、容赦なく風が吹き付けてきました。夏ですが(8月ですが!)、雨具に、ウールのシャツにアンダーウェアにと、防寒してないとやってられなかったです。雨に濡れて、風もあって、10度あるの?ってくらい。

 カール上部のガレ場は、道がないように見えて、よくよく目を凝らすとちゃんとジグザグに道が切ってありました。そこをひたすら登っていきます。寒さに耐えながら高度を稼いでいくと、段々と右側の尾根の崩落地が見えてくるようになりました。これは「荒川大崩落地」と呼ばれるもので、長野側が大きく崩れていました。さらに登って頂上付近になると、最早左右に遮るものがなく、風が容赦なく吹き抜けていきます。盛夏とは思えない寒さに、全員震え上がっていました(登山的には、震え上がったらいけないんですけどね…放っておくと、多分低体温症になってしまいます)。

 上部の方は、崩落地の際に沿って登山道が付いています。が、これが結構怖い。高所恐怖症だから、なるべく近づかないようにしていましたが、好奇心には勝てず恐る恐る覗きこんでみると、「思ったよりは傾斜ないし、死なないんじゃない?」と思ったり。ただ、上側の大量に×マークのある所(踏み跡がまだ明瞭ではないけど、カール側のハイマツを踏んでいく)は、多分落ちたら死ぬんでしょうね…。

 そんなこんなで、高山裏から3時間程度で荒川前岳に着きました。腐っても3000m峰ですね。インターネットで話題になっていた、「落ちそうな山頂標」は、手前側に動かされていたように思います。

 ここで、山に入ってから初めて他の山が一望出来ました。2日め、どこを歩いているのか分からなかった三伏~高山裏も見えましたし、これから進む赤石岳が前に大きく聳えていました。

 前岳から少し歩いて中岳を通り、あまりの寒さに中岳避難小屋に逃げ込みました。ここの小屋は、休憩料を取ることもなく、濡れた私たちを入れてくださってとても良かったです(っていうか、南アルプスは小屋が全体的にいいですね)。休憩の間、少しお話を伺ったりしました。

 それで、あまりにも風が強いので、「まあ山は逃げないしまた今度でいいや」と悪沢岳はカットすることに。荒川小屋を目指すことにしました。稜線からカールの斜面に入ると、途端に風が弱くなったのが憎かったです。

中岳避難小屋~赤石岳避難小屋

一面のお花畑を抜け、暫くすると荒川小屋に着きました。ログハウス風の、とても新しくきれいな建物でした。ここは名物カレーが有名みたいです。さて、やれやれやっと着いたし、テントを張ろうかという話になりました。が、余力もあるし、時間的にも何とか行けそう、そして翌日の天候もあまり優れないようなので、赤石岳まで行くことにしました。

 赤石岳は目の前に大きく聳えていましたが、高低差にすると荒川小屋から小赤石岳の肩までで400mの登りです。幸い、ハイマツ帯まで登ってきてもガスが出てこず、荒川岳のゴツゴツした姿と、登るべき赤石岳が見えてて、精神的に楽でした。

 大聖寺平を過ぎると、今度はダマシ平、小赤石岳の肩と登って行きます。ダマシ平とはよく言ったもので、私たちは地図があったので良かったですが、何も知らないで登ったら、このエセピーク達にかなり心を折られるんだろうなあ。と思いながら登っていました。稜線に出ると、なんと富士山が見えました。やはりあの独立峰の雄姿は、見てて気分がいいです(登りたくはないんですけどね)。

 小赤石岳に着くと、なんと霰が降ってきました。まさか8月にあられとは…。まあ、今シーズンはずっと天気が悪かったと、高山裏の管理人さんが言ってましたし、しょうが無いのかもしれませんが…

 小赤石岳から一旦降りると、椹島への分岐がありました。そこから100mほど登って赤石岳の山頂です。この日が一番展望がよく、360度の景色を見ることが出来ました。

 赤石岳避難小屋は山頂のすぐ近くにありました。中に入ると、主のおじさんが出迎えてくれました。暖かいし綺麗で、テント泊ばかりしていた人間にとっては天国のような場所。他にも、夕飯を自炊していると、おでんの差し入れを頂いたり、お湯も提供してくださったり(本来水場無しなんですが、雨が多かったので雨水があったらしいです)と快適でしたし、光岳から歩いてきた方とお話したりと、本当に楽しかったです。夕陽が沈む時間になると、山頂に行って眺めを堪能しました。夜は…小屋でもやはり底冷えがしますね、結構寒かったです。

水場から見た荒川岳の方向です(多分)
水場
水は、この谷の伏流水でしょうか。
谷へと流れていきます。
昨日は見えなかった、三伏方向の稜線です。真ん中の木々のないところに、高山裏避難小屋が見えます。右側の岩峰群は、大日影山~小日影山です。
トラバースが続く道です。針葉樹が結構道に迫り出してきていました。
荒川岳北側のカールです。上の方にガレ場が見えています。あそこまで登ります…。
ちょうど森林限界の際に立っている道標
上の道標の近くから、頂上の方の眺め。氷河地形であるカール(圏谷)の特徴、半円状の谷であることがよく分かります。下の方に溜まっている岩はモレーンでしょうか。
カールでは、この花を見ることが多かったです。自宅で図鑑と睨めっこしたところに依ると、「ミヤマダイコンソウ」と言うらしいです。
途中から後ろを振り返る。
段々と大崩落地が見えてきます。
荒川大崩落地を、恐る恐る覗いてみたところ
この付近にだけ咲いてた花。コバノコゴメグサと言うらしいです。紫のアクセントが和ませてくれます。
中岳と、その向こうに悪沢岳が見えてきました。
×マークが大量に書かれた場所。最近崩落したんでしょうか。踏み跡のある、左側のハイマツの方を行きます。
荒川大崩落地
荒川前岳の山頂標です。乗鞍、立山に続いて3つめの3000m峰(穂高連峰と、南アルプス北部に行ったこと無いからこうなる)。
隣の中岳の山頂標
中岳の三等三角点
中岳山頂からみた塩見岳方向
中岳山頂から見た、中岳避難小屋と悪沢岳
そして、中岳山頂からの赤石岳です。
ウサギギク…?
桔梗の仲間、おそらくチシマギキョウ。花期は終わって、枯れつつあった。
荒川岳南側カールのお花畑。鹿防護柵に守られていて、萎れかけのハクサンフウロやトリカブトなどが見られました。

シオガマの仲間で、ヨツバシオガマでしょうか。
荒川小屋と、赤石岳です。
灌木帯に入ってすぐの場所に、荒川小屋は建っています。
小屋前にはこんな看板が。
荒川小屋です。 
ホットカルピス200円。多分今まで見てきた山小屋のメニューの中で、一番「コスパが良さそうだな…」と思った商品。
温度計は12度を指しています。
荒川小屋の水場です。トリカブトとアザミがよく見えます。
荒川小屋の水場。
振り返って荒川岳。小屋への道がよく見えます。
大井川へと流れこむ、本谷です(多分)。
岩はよく分かりません
大聖寺平の道標。霧の時は迷いそうなくらい、だだっ広い。
見渡すかぎりの雲。下界とは隔絶の感があります。
ダマシ平付近から小赤石岳の肩を見上げます。結構高低差があります。
多分石英
飯田?の方が見えるようになってきました。
そして、進む先の兎岳の方も視界が開けてきました。
小赤石岳付近から見た荒川三山
富士山も見えました
小赤石岳の山頂標
何故かソフトバンクだけ通じる…。
椹島への分岐点から見た赤石岳
赤石岳山頂
赤石岳山頂の三角点
山頂から見た赤石岳避難小屋

4日め

4日めは、赤石岳避難小屋から兎岳避難小屋までの行程でした。「聖平まで抜けたほうがいいよ~」という方と、「兎岳だね~」という方がいましたが、結局時間と体力的に兎まででした。

赤石岳避難小屋~百間洞山の家 

朝、日の出くらいに起きだして、そそくさとご飯を作り始めます。出来た朝食を食べていると、輸送ヘリがやって来ました。おーと騒ぐ間もなく、小屋前に荷物を置いて、ぐるぐると聖岳近くまで旋回をし始めます(あれに乗ったら1日分の行程も10分位で終わるんでしょうね…)。この時は小屋から見守っていたのですが、どうやら小屋から下ろす荷物になかなか引っ掛からない様子。風が強いからでしょうか、なかなか近づいてくるのもままらないみたいです。暫らくしたら、無事に荷物を吊り下げて、椹島の方へと消えていきました。

 この日は朝は天気がよく、聖岳の方までよく見えました。それで、出発する前に小屋の方に挨拶をしたら、「聖岳はこっから見えるからなー、登らなかったらバレるぞー」って言われました。ええ、流石に人までは見えないでしょうと思っていたら、なんと小屋の中から望遠鏡が。半信半疑で見てみると、本当に聖岳の山頂が見えてびっくり。ちょうど登山客が2人いたのですが、本当に悪いことは出来ないなあと笑ってしまいました。

 名残惜しいですが、道中長いので百間洞の方に向かいます。山頂付近は一面のガレで、なおかつ頂上付近は平ったいという、よく分からない地形をしていました。それを見て、「北アルプスは鋭鋒が多いけれど、南アルプスはどっしりしているものが多いなあ」と、下りながら気付いたわけです。

 カールを下る途中で、小渋温泉跡(広河原小屋を経由する廃道)から来た方とすれ違いました。…あそこを歩く人、本当に居たんですね、聞いた時は驚きました。

 下り終わると、百間平までは稜線歩きが続きます。右側には中央アルプスが、左には聖岳と白峰南嶺の山々が見えていました。中央アルプスは、千畳敷カールがはっきりしていて印象的でした。馬の背と言われるところもあったのですが、北アルプスの馬の背とは全く違って緩やかなものでした。
 ここら辺から小雨に時々遭いました、が、この頃から百間平でホバリングしては旋回を繰り返すヘリが現れ、私たちの話題はそっちで持ちきりでした。小屋に荷物を運ぶヘリとは、明らかに見た目が違います。よく目を凝らして見てみると、迷彩のような色をしていて、自衛隊だなあと分かったのですが、何かあったんだろうか?と不思議になるばかり。(後で調べたら、よく訓練やってるらしいですね)。

 百間平は、本当に百間(約180m)はありそうな、山上の広場です。北アルプスにある雲ノ平に似ています。が、こちらはハイマツと岩くらいしか無く、あまり見てて面白いものでもなかったです(亀甲状土があるらしいんだが、見ててもよく分からない)。

 百間平からは、百間洞までどんどん下っていきます。森林限界を通り過ぎ、テン場を通り抜けて沢沿いに少し歩くと、百間洞山の家です。ここも綺麗な小屋で、ケーキセットとか置いてるらしいです。トイレも清潔でした。(協力金の箱見あたらなかったんだけれど)

百間洞山の家~兎岳避難小屋

こっから、大沢岳と小森丸山の鞍部まで怒涛の登り返しです。最初は樹林帯の中をひたすら登っていきます。時々蝶が飛んでいました。ちなみに、本山行中初めて青空が見えはじめ(4日ぶりで感動しました)、風雨の寒さから一転、暑い暑いと言いながら日焼けを気にすることになってしまいました。その御蔭で、赤石岳が綺麗に見えて良かったです。

 鞍部に来ると、小盛丸山が目の前に立ちはだかります。どう考えても「小盛」ではなかったです、大盛くらいはありましたよ。大沢岳は三角点がありますが、100mほどの登りが想像以上にキツそうに見えたので、パスしました。このせいで、後でまた来ることになったらどうしよう…。

 小盛丸山の眺めも良かったです。誰も居ない山頂を満喫しました。というか、南アルプスはどこも人が少なく(2日目に至っては、15人程度の団体としかすれ違ってない。3日めも10人位。多分赤石~聖は本当に人が居ない)、歩いている方も縦走が多いという、マニア向けの山域だなあと思いました。百名山、結構あるんですけどね。

 ここからまた森林限界下まで一気に降ります。結構急でした。ここで雷鳥の親子(2匹)に出合いまして、脇目も振らずカメラでパシャパシャと撮ってしまいました。ほとんど飛ばないと聞きますが、人が横にいても逃げる様子もないのは、慣れてるからなんですかね?

 兎岳手前のコルまでは、アップダウンが激しかったです。途中、小兎岳の南側にテントが1幕張れそうな(ダメです)広場があって、そこから静岡側に5分弱下ると水場がありました。結構水は豊富。そう、百間洞山の家の人にこの水場について尋ねたのですが、わからないとのことで。すれ違った人も、見つけられなかったという話をしていたので、わざわざ百間洞から4L担いできたのでした。まあ、用心に越したことはないんですけどね…。
 
 兎岳の登りはきつかったです。ここにも雷鳥が居たような気がします。それで、山頂から三角点のある場所に行こうとしましたが、思った以上にハイマツが茂っていて、諦めました。この時既にガスで展望は無く、「避難小屋はどこなんだ」と焦りながら、聖岳方向に進んでいったら、稜線から南側斜面を少し下ったところに分岐がありました。

 兎岳避難小屋は…思ったよりはまともでした。見た目はもう本当にコンクリのボロい直方体なんですけどね。周囲には、昔は窓になっていたであろうガラスが散乱していますし。ただ、中は修復によって、プラスチックの床材が張られていて結構綺麗でした。多分、元の小屋の中に、新しくトタンと床材で小屋を組み立てた、そんなような感じでした。
 ただ、入口には何故かゴミ箱があって、カップラーメンのゴミが入っていたのはいただけないですが。聖平小屋の人曰く、このゴミ箱は置いてない(誰かが持ってきたとか)よ、中のブルーシートは干しておいてくださいとのこと。

 因みに、前評判では「床が滑っている」とか「ねずみが出る」だなんて聞いてましたが、そんなことはなかったです。「周囲が汚い」というのだけは、その通りでした。

 小屋の中はあまり空気の通りが良くないです。周りも静寂そのものでガスが立ち込めていたので、却って不気味でした。

まとめ


  • 百間洞山の家はトイレが綺麗、水場は水道捻ると水が出てくるので、それを使う(多分)。
  • 小兎岳近くの水場は、広場から静岡側に5分ほど降りたところ。誰が見つけたんだろう…。
  • 兎岳付近には雷鳥が多い。
  • 兎岳避難小屋は山頂から聖岳方向に少し下った場所。分岐から2分くらい。昔の避難小屋の中に、新しく床・壁・天井のユニットを入れたような感じ。周囲の方が汚い。
  • 勿論、兎岳避難小屋はdocomoの電波×


赤石岳山頂からの日の出と富士山
赤石岳避難小屋の2F
朝は本当に寒かった(外気温6℃)
ヘリで荷揚げされた物資
小屋の前にはためくコーヒーの幟
赤石岳避難小屋
山頂近くの巨岩たち
こんな荒々しい岩の山だとは思ってませんでした。奥は中央アルプス
広河原、小渋温泉跡、大鹿の方向です。谷が深いですね。広河原が眼下に見えていて、あそこからの登りはきつそうです。
聖岳と兎岳です。
兎岳から中盛丸山、大沢岳と百間平を望みます。
下りてきた赤石岳のカール
中央アルプスが綺麗に見えました。飛び出ているのが宝剣岳でしょうか、遠くから見ると思ったより尖っていますね。登るとそこまででもないのに。
天空の翼みたいな雲がありました。馬の背付近から。
崩落地から、広河原方向です。
百間平です。ヘリが飛んでいます。あの開けた場所でホバリングしてました。目立つからですかね?
百間平のど真ん中を歩いていきます。
振り返って赤石岳。北から見るよりも荒々しい、ゴツゴツした山容です。
百間平からの下りです。反対側、大沢岳の登りが見えますが、あれみると余りの高低差にめげますね。
百間洞山の家のテントサイトです。小屋の人が石をどけて整地していました。
萎れていないハクサンフウロを見つけたので、思わず写真に。
百間洞山の家の目の前を流れる沢です。稜線から200mくらいなのに、ここまで水量があるのも驚きです。
百間洞山の家
百間洞山の家
ケーキセットなんてものがあります。
4日ぶりの青空
晴れてはしゃいだ記憶があります。青空が背景だと、山の緑も映えますね。
遠く、塩見の方まで見えました。
お花畑には蝶が飛んでいました。
大沢岳と中盛丸山の鞍部の道標。この道標だけ、他のと違ってオンボロでした。
中盛丸山です。大盛はあるように見える。
中盛丸山から見た大沢岳です。
左の方にある赤い屋根がハイランドしらびそ。右の出っ張りが奥茶臼山でしょうか。崩落した林道がよく見えます。
北の方向です。
山頂標。ここら辺は人が少ないからか、今までとは違ってチープで簡素なものでした。
小兎岳と兎岳です。結構アップダウンがあります。
雷鳥が居ました。こうしてみると、意識してないと結構気付けないような気がします。
こちらが多分雷鳥の親鳥。
後ろに雛がいます。といっても、結構大きい。
こっち見た。
ハクサンフウロ
ナナカマド?
森林限界より下になると、このような植生になります。灌木が生い茂ってて、晴れた時は風通しが悪くて正直かなり暑い。
南側から見た小盛丸山
赤石岳と百間平を望む
小兎岳山頂。ここも山頂標がチープ。
この広場から左側に降りると、水場があります。真ん中、少し右よりの石にペンキで矢印書かれています。
水場を示す石。ちょっと文字が薄い。
水場へは、このような斜面を降りていきます。
小兎岳近くの水場です。水量はまあまあで、濁りは無し。
コル手前から兎岳を望みます。双耳峰というか、ピークが2つあるのが分かると思います(右に三角点、左側に道標がある)。
兎岳北斜面、ここにも雷鳥がいました。
兎岳山頂
三角点へはこっちのはずなんですが…
兎岳避難小屋前の道標
兎岳避難小屋の内部。
兎岳避難小屋、外観。入って右側の扉は倉庫になっていました。

5日め以降は、次の記事に続きます。

0 コメント to “[登山]南アルプス南部(三伏~荒川~赤石~聖~椹島)の登山記(3~4日め)”

コメントを投稿